お花見の混雑を避けたい人必見!八重桜の都内おすすめスポット

お花見の季節が到来。日本気象株式会社が3月21日に発表した2024年第9回桜の開花・満開予想によると、今シーズンは全国的に平年並みか平年より早い開花となるそうです。心を和ませて気持ちを明るくしてくれるキレイなピンク色をつける桜の開花時期とともに、混雑を避けてお花見をされたい方に向けて八重桜を紹介。八重桜を楽しめる都内のお花見スポットを紹介します。

今年の桜の開花時期はいつ?

天気や場所によって異なりますが、日本気象株式会社が発表した桜(ソメイヨシノ)の開花予想をチェックしてみました。

 

【長野】開花時期:4月29日、満開時期:5月2日頃

【青森】開花時期:4月15日、満開時期:4月19日頃

【東京】開花時期:3月22日、満開時期:3月29日頃

【長野】開花時期:4月4日、満開時期:4月9日頃

【名古屋】開花時期:3月21日、満開時期:3月30日頃

【京都】開花時期:3月24日、満開時期:3月31日頃

【大阪】開花時期:3月25日、満開時期:4月1日頃

【福岡】開花時期:3月22日、満開時期:3月30日頃

【広島】開花時期:3月25日、満開時期:3月31日頃

【鹿児島】開花時期:3月29日、満開時期:4月8日頃

 

 

4月中旬〜5月上旬に見頃となる八重桜の種類

お花見のスタートとなる3月後半〜4月前半は、混雑が予想されます。入園式・入学式など忙しい時期でもあるので、ゆっくりお花見をしたい、お花見の混雑を避けたいという方は、新緑が芽生えた後に開花する「八重桜」がおすすめ。4月中旬〜5月上旬に見頃を迎える300以上ある八重桜より、代表的な種類をご紹介します。

 

【関山(かんざん)】

日本の八重桜を代表する品種のひとつ。25〜40枚の花びらをつけ、濃いピンク色の花が特徴です。あんぱんの飾り付けに使われているのもこちら。

 

【一葉(いちよう)】

内側は白色、外側が淡いピンク色のグラデーションがキレイな桜。花の中心部から雄しべが1本出ており、30〜40枚ほどの花びらをつけているのが特徴です。

 

【天の川(あまのかわ)】

薄紅色の花びらを纏い、上を向いて咲く桜。枝がまっすぐ上方向に向くほうき状のシルエット。

 

【鬱金(うこん)】

黄色の花をつける桜。その色がウコンと似ているため、名前が鬱金と付けられています。その昔、江戸城にも植えられていたとう記録も残されているのだとか。

 

【兼六園菊桜(けんろくえんきくざくら)】

多いもので1つの花の花びらが300枚を超え、菊の花のように咲く桜。濃紅から薄紅へと変化し、落下が近くなる頃には白に近い色に変わります。

 

【大山桜(おおやまざくら)】

高さ20〜25mを誇る大木の桜。キレイなピンク色で寒さに強いのが特徴です。開花時期も遅く、4月下旬〜5月上旬が見頃。

 

 

八重桜を楽しめる都内のお花見スポット

大人数でワイワイお花見をするのも楽しみの一つですが、ゆっくりのんびり遅咲きの八重桜でゆとりのあるお花見が楽しめる都内スポットをお届けします。

 

お花見スポット#1「桜新町」

サザエさんの街で知られている桜新町はその名が示す通り、まさに桜の街。桜新町駅の出口を出てすぐ、旧国道246沿いの両側に咲く八重桜の桜並木は都内でも有名な八重桜スポットです。駅から駒沢方面に向かって八重桜が埋められており、4月半ば頃から華やかな濃いピンク色の桜が咲き、美しい桜景色が楽しめます。この駅前通りには、気軽に入れるカフェが立ち並ぶので、自分たちのタイミングで休憩できるのが嬉しいところ。室内からのお花見であれば、寒さや風、雨など天候に左右されないし、花粉症の方でも大丈夫です。

 

お花見スポット#2「赤坂サカス」

約1万6,000坪の広さに対して11種の桜が咲くお花見スポット。淡い紅色が可愛らしい「天の川」、別名・里桜とも呼ばれている八重桜の代表格「関山」、室町時代から知られている最も古い里桜の代表的な品種「普賢象」、300枚以上の花びらをつける「兼六園菊桜」など、さまざまな八重桜を堪能できます。もちろん開花時期も4月下旬〜5月上旬という遅めですので、4月以降にのんびりお花見をしたいという方にピッタリ。隣接している赤坂Bizタワーにはカフェやレストランが多数入っているので、桜を見た後はそのままお茶をしたりディナーに行けるのもポイント。赤坂駅と直結しているので、交通アクセスも便利です。

 

お花見スポット#3「新宿御苑」

約65種1100本もの桜が植えられている新宿御苑の桜は、そのうち約20種類・500本ほどが八重桜。新宿門の門前から入れば、八重桜の代表種「関山」が咲いているので目印になります。園内には、珍しい薄緑色の八重桜をはじめ、ツツジやハナミズキ、ハンカチノキなど、桜をはじめとした4月の花景色を堪能できるのも特徴。さらに新宿御苑の場合、さまざまな規定ルールがあるので純粋に桜を楽しむ方が多いお花見スポットとして知られています。園内には、お手洗いや休憩所、レストランが設置されているので、桜のある風景をゆっくり楽しめるデートにもおすすめの場所。

 

お花見スポット#4「柳森神社」

秋葉原駅の近く、神田川沿いにある柳森神社の境内にある八重桜は、都内ではあまり見られない「御衣黄桜(ぎょいこうざくら)」と呼ばれる珍しい桜が植えられています。八重桜を品種改良した園芸種で、咲きはじめは薄い緑色、開花が進むにつれ白へと変化し、そこから花びらの中央に紅色の線が現れて気品のあるピンク色になるという不思議な特徴を持った桜が見られるため、桜好きの方が立ち寄る穴場スポットとして知られているのだとか。境内には狛犬ならぬ狛たぬきが出迎え、「たぬき」を祀っていることから「他を抜いて(他抜き=たぬき)玉の輿に乗る」というご利益があります。さらにこの神社には「クーちゃん」の愛称で親しまれている白黒カラーのネコが神主さんのようにして駐在。桜だけでなく、ご利益とネコまで付いてくる縁起良いお花見スポットです。

 

遅咲きの八重桜はまだまだこれから。忙しくてお花見に行く時間がないという方は、ぜひチェックしてください。

 

 

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