どんどん強くなる紫外線。顔や体に日焼け止めを塗っている方は多いと思いますが、見落としてしまうのが髪や頭皮の紫外線対策。髪や頭皮にとって過酷な季節となる夏に向けて、今からできる簡単セルフケアをご紹介します。
頭皮と髪も紫外線対策が大切！
肌は日焼け止めを塗るのに髪と頭皮は何もしていない方は、紫外線に対して日頃からどれくらい意識しているかをまずはチェク。質問に対してYes／Noどちらに該当するか、自分の頭皮と髪について客観的に見てください。
Q.髪の毛や頭皮は何もケアしていない
Yesと答えた人は強い紫外線ダメージを放置している可能性があります。とくに紫外線量の多い日が続く5〜9月は、直射日光をダイレクトに受ける時期。何もケアしない場合は夏が終わった頃に、パサつきや傷みなど紫外線の影響が頭皮に現れてくる可能性もあります。
Q.暑い日は食欲がなくなる
暑くて食欲がなくなるという方は注意が必要。夏の食欲不振で栄養が不足すると、頭皮や髪に十分な栄養が届かない状態になる可能性があります。個人差はありますが、その結果、抜け毛や薄毛の原因に繋がると考えられています。
Q.暑い日は「まとめ髪」が多い
じめじめした夏の蒸し暑さは、ポニーテールやお団子などまとめ髪に頼ってしまう場合も要チェック。必要以上に髪の毛を強くひっぱり、毎日まとめ髪ばかりで過ごすと前髪の生え際や分け目が徐々に薄くなることがあります。これは牽引性脱毛症と呼ばれ、主に女性が多い髪の悩みのひとつと言われています。
紫外線対策を怠ると、頭皮や髪のコンディションに影響を与えてしまいます。この機会に、ご自身の生活習慣を見直してみてください。
今日からできる髪と頭皮のセルフケア！
髪と頭皮の紫外線対策は、いつもの行動にセルフケアをプラスするだけでOK。簡単にできるセルフケアを3つまとめてみました。
1.オシャレで紫外線避け！
帽子は夏のオシャレに欠かせない必須アイテムですが、手っ取り早い紫外線カットにもなります。つばが広い女優帽などは髪や頭皮はもちろん、肌に直射日光が当たりにくいシルエットデザインで暑い日差しから守ってくれます。「サファリルック」や「アジアンリゾート」など夏らしいコーディネートで組み合わせればオシャレに紫外線対策ができます。
2.スプレータイプの日焼け止めを活用
スプレータイプの日焼け止めは、頭皮や髪にもサッと吹きかけるだけ。最近では髪専用のUVカットスプレーがあるほか、髪・体・顔とオールマイティーに使えるタイプも人気です。水や汗に強いもの、フレグランスのもの、虫除け対策もプラスされたもの、美容成分が配合されているものなど、自分の好みに合わせたUVスプレーをセレクトできるのも嬉しいポイントです。
3.栄養不足を解消して髪と頭皮を元気に！
夏バテという言葉があるように、暑い日が続く季節は栄養不足に注意が必要な時。健康な髪と頭皮をつくるためにも、たんぱく質は意識して摂りましょう。また、たんぱく質の働きをサポートしてくれるビタミンC・B・A・E、亜鉛なども髪に必要な栄養素。貧血になりやすい人は鉄分も忘れずに摂ってください。
たんぱく質：肉類、魚介類、卵、大豆製品、乳製品など
ビタミンC：いちご、みかん、バナナ、赤ピーマン、キャベツなど
ビタミンB：豚肉、うなぎ、たらこ、レバー類など
ビタミンA：乳製品、卵、にんじん、かぼちゃ、うなぎなど
ビタミンE：アーモンド、落花生、ひまわり油、とうがらしなど
亜鉛：牡蠣、レバー類、ホタテ貝、納豆、チーズなど
鉄分：ひじき、きくらげ、こんにゃく、あさりなど
いつまでも健康な髪と頭皮をキープするなら、やはり毎日の紫外線対策は大切。できることから取り入れてみてくださいね。
