散骨の新たな選択肢:故人を宇宙の旅に葬送する「宇宙海洋葬」

樹木葬や海洋散骨など、「お墓に入る」という以外にさまざまな選択肢が生まれている昨今。故人に宇宙の旅をしてもらおうという新しい発想の散骨方法「宇宙海洋葬」が2024年4月よりスタート。どのような方法なのか、費用はどれくらいなのか、詳しくご紹介します。

 

宇宙海洋葬とは?

宇宙海洋葬とは、故人への感謝を気持ちを込めて行う新しい葬送のカタチ。ご遺骨と故人へ宛てた手紙をバルーンにのせて、宇宙へ向けて放出されるという宇宙旅行体験ができるというのが特徴です。成層圏でバルーンが破裂した後の遺灰を収めた納骨袋は、パラシュートが開いてゆっくりと太平洋上へ着水。安全に海洋散骨を行える仕組みです。

宇宙海洋葬のメリットは?

宇宙海洋葬を行うメリットは、経済的、時間的な負担の軽さに加え、故人への感謝や尊重という「キモチ」を込めた葬送が行えること。維持費などのコストもかからないのも魅力です。

・お墓供養より圧倒的に安い

・散骨完了以降、一切お金がかからない

・全てお任せでストレスフリー

・天国へのお手紙で、ご遺族のお心の整理

・故人に宇宙の旅をしてもらえる

・空や海を見ていつでも故人を偲べる

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本当に安全?費用は高いの?

宇宙海洋葬でバルーンを成層圏まで飛ばすためには、航空法などさまざまな法律を守る必要があります。その全てを完璧にクリアし、関係各所へ適切な連絡を行うことで安全に実施が可能になったことから2024年4月からサービスが開始。バルーン打ち上げに際しては、空港事務所運行情報官へ連絡をとり、安全性を最優先に計画した上で進行していきます。



気になる費用も、23万円前後と通常の葬儀に比べてお手頃なのも魅力的。新サービスということで、2024年5月末まで基本葬送費が半額となるキャンペーンを行っているそうなので、気になる方は要チェックです。(先着10名に達した時点でキャンペーンは終了予定とのこと)

 

環境にもやさしい葬送

打ち上げたバルーンは、遺骨とともに地球上に落下するため、バルーンを構成する全素材は全て生分解する素材を採用。自然界への影響が出ないように配慮しているのでエコという点も嬉しいポイントです。手紙や紐一本にいたるまですべて生分解素材。遺骨も主成分はリン酸カルシウムなので安全です。

お墓に入る以外にもさまざまな選択肢がある今の時代。どんな風に最期を見届けたいか、見届けてほしいか、考えてみるのもおすすめです。

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